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Kuehn Style Part2

クラシックのコンサート、ネットラジオなどの感想と、子供たちの成長日記

チャイコフスキー 交響曲第5番聴き比べ

恒例の次回の所属オケの聴き比べシリーズです。あらかじめ断っておきますが正直全部聴けないと思います。 とりあえずグルービングしてみました。因みに「#」は聴き比べる前に好印象を持ってる演奏です。

まずは聴き比べ開始前寸評として各演奏に対して現時点(2011年12月8日)時点で抱いている印象を記し、聴いたら聴き比べ後の寸評として感想を追記していきます。

ちなみにこの曲のうち沢山ある聴き所の中でも、私的にここは外せない、という箇所は、

・第2楽章第1主題ホルンが終わりチェロに引き継がれた後のオーボエの上行形の陶酔感(音色を兼ね備えた音程の上ずり具合w)
・同じく第2楽章再現部開始部分の弦のピツィカート、およびチェロとホルンとオーボエのアンサンブル
・第3楽章のヴァイオリンの細かい音符全般の軽さ
・第4楽章Allegro突入部のTimpの音色と処理のかっこよさ

といったところです。

1.太管イメージ、アメリカのオーケストラ
アバド指揮シカゴ交響楽団
(聴き比べ前寸評)
いまいちどんな演奏だったか覚えていませんが、発売当初は評判が良かったような気がする。唯一記憶にあるのは4楽章に楽譜の改変があり、ホルンをヴァイオリンに重ねていた気がするということ。個人的には好きではない改変。

ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団
(聴き比べ前寸評)
この演奏は妙にテンションが高かった気がする。非常に輝かしく歌心に満ちており個性的で上手で良い演奏だと思うんですが、なんだか聴いているうちに疲れて繰り返し聴けない感じだった気がする。

バーンスタイン指揮ニューヨークフィルハーモニック旧
(聴き比べ前寸評)
記憶がない・・・

#バーンスタイン指揮ニューヨークフィルハーモニック新
(聴き比べ前寸評)
大学生から社会人になりたての一時期、物凄く嵌っていた演奏。晩年のバーンスタインとしてはフォルムが整った演奏で、早いところは物凄く早いといった若々しさを持ちつつも、晩年のバーンスタインの特徴である作曲家に成り代わって指揮をしているかのような説得力のある自然なデフォルメが堪らなかった記憶がある。

マゼール指揮ニューヨークフィルハーモニック(ネットラジオ)
(聴き比べ前寸評)
いまいち記憶がない・・・このころのニューヨークフィルはマゼールと確か前年にブラームスチクルス(2番が最高に面白かった記憶がある)、この年にチャイコフスキーチクルスと定期が待ち遠しかったことだけは覚えている。

デュトワ指揮ニューヨークフィルハーモニック(ネットラジオ)
(聴き比べ前寸評)
マゼール時代のニューヨークフィルに客演したデュトワ。これもいまいち印象がない。モントリオールとの演奏も昔聞いたことがあるが、そちらはいかにもデュトワという美しい演奏だったと思う。

#エッシェンバッハ指揮フィラデルフィア管弦楽団(ネットラジオ)
(聴き比べ前寸評)
私の中でカラヤンBPO(1971年)と1,2を争う名演中の名演。プロムスのライブ録音。エッシェンバッハの表現がピタリとはまるととんでもない名演が生まれると思うが、これはムラの多いエッシェンバッハの中でも後世に残すべき名演のひとつだと思う。近年はこの演奏を聴くことが一番多いかも。ちなみに下のAmazonリンクはプロムスのライブではなく同時期の音源で未聴。

2.ヴィブラートばりばりだぜ、ロシアなオーケストラ
#ムラヴィンスキー指揮レニングラード管弦楽団DG
(聴き比べ前寸評)
これもこの曲を語る上で外せない名演。共産党、鉄の掟、といったびしっとそろったアンサンブルと強烈な金管が堪らない。ムラヴィンスキーの解釈ですが、スコアを見ながら聴くと結構楽譜にないことをやってるのですが、なぜか物凄く自然、というのが凄いと思った。一度は聴いたほうが良い演奏。

ムラヴィンスキー指揮レニングラード管弦楽団Erate
(聴き比べ前寸評)
グラムフォンの録音に比べ普通のオーケストラっぽい演奏だった印象。ムラヴィンスキーの解釈は基本的に変わらないが1楽章などで即興的表現があった気がするのと、楽譜どおり4楽章Allegro突入時にティンパニアクセント無しで、それがとてもかっこよかった気がする。ちなみにEratoレーベル消滅後も同一演奏がビクターから同じ演奏が出ているようです。

ロジェストヴェンスキー指揮ソビエト国立文化省交響楽団
(聴き比べ前寸評)
マイクが近刊のベルの前にあるのではないか、という録音だった気が(笑)

#スヴェトラーノフ指揮USSR国立交響楽団
(聴き比べ前寸評)
サントリーホールでの伝説の名演のライブ録音。これぞロシア!というカンタービレと強靭さを兼ね備えた演奏。カラヤンBPOと並ぶ熱い演奏。これも一度は聴いておくべき演奏と思う。

3.ホルンの名手の産地、イギリスのオーケストラ
#バルビローリ指揮ハレ管弦楽団
(聴き比べ前寸評)
正直オケは下手です。テンポや解釈も独特で、特に弦はポルタメント掛け捲りです。そんなところに妙に嵌ってしまい浪人時代毎日のように聴いていた演奏。決して万人にはお勧めしないですが、バルビローリが好きな人や、この曲を聴き飽きた人には非常にお勧めです。

モントゥー指揮ロンドン交響楽団
(聴き比べ前寸評)
正直まったく覚えていません、ごめんなさい。

ロストロポーヴィッチ指揮ロンドン交響楽団
(聴き比べ前寸評)
この演奏は当ブログで推薦している演奏。大学生から社会人になり立てだったころ好きだった演奏。感想はリンク先参照。

4.やっぱり凄いベルリンフィル
#カラヤン指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 1971EMI
(聴き比べ前寸評)
この曲を初めて演奏した高校3年生のときに図書館から借りてきて、まさに磨り減るほど聴いた演奏。2楽章のホルンはこの演奏が一番好き。演奏自体も物凄く熱く、そして歌とロマンに満ち、沢山あるDGへのスタジオ録音とまったく違う演奏。ちなみに大学生になってからこの演奏をもう一度聴きたくてDGのCDを何種類も買ったがどれも「なんか違う」ということで売り払ってしまった。久しぶりにこの演奏に再会したのは確か結婚した後だから、高校生のころから12,3年経っていたのだが、一発で「あ、これだ!」と分かった。今購入できるこの曲の演奏の中で1つだけ選べといわれたら、甲乙つけがたいエッシェンバッハの演奏がCD化されていないこともあり、私はやはりこの演奏を選ぶと思う。

#カラヤン指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団(DVD)
(聴き比べ前寸評)
カラヤンならこのDVDも捨てがたい。録音や絵も含めた感銘度はEMI版に勝るとも劣らないと思う。

ネーメ・ヤルヴィ指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団(ネットラジオ)
(聴き比べ前寸評)
あまり印象にない演奏。

5.名手リツコフスキー、ティルビルガー、ガークが率いるミュンヘンのオケ
ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団(ネットラジオ 2009年10月9日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク)
(聴き比べ前寸評)
1日違いの下の演奏もこの演奏もホルンはリツコフスキーと思うが、こちらは絶不調だった気がする。オケも低調な印象。

ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団(ネットラジオ2009年10月10日シャンゼリゼ劇場)
(聴き比べ前寸評)
パリに客演したこちらはかなり良い演奏だった気がする。だけどこのコンビならもっと出来る、もっと私を陶酔させてくれるはずという高すぎる期待値が、この演奏を最高評価をするのを拒んでいる。

#ゲルギエフ指揮バイエルン放送交響楽団(ネットラジオ)
(聴き比べ前寸評)
この演奏も先ほどのエッシェンバッハ同様、ムラの多いゲルギエフが嵌ってる奇跡の名演と思う。バイエルンのオケもさすがの好サポートだった気がする。

ネルソンズ指揮バイエルン放送交響楽団(ネットラジオ)
(聴き比べ前寸評)
これもかなり良かった気がする。ネルソンズはこのまま行けば間違いなく次代を担う一人になると思うが、とにかく真似してるのが丸分かりなところがあるのが鼻につく。消化し吸収し個性を出すことができる才能はあるのだから。物凄い上手な物まねだけだと本家は超えられない。がんばれ。

#チェリビダッケ指揮ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団(DVD)
(聴き比べ前寸評)
これは実家のLDのDVD起こしでいまや入手不可能な貴重な映像。この時代のミュンヘンフィルは人類の奇跡のひとつだったと思う。最高です!チェリビダッケの場合は基本的に物凄い練習量に裏打ちされた成果からブレて即興をやるようなことはないので、DVDでなくて以下のCDもきっと良い演奏だと思う。

6.ウィンナで勝負なウィーンフィル
ゲルギエフ指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
(聴き比べ前寸評)
有名なザルツブルクライブ。これもバイエルン放送響との演奏がなければ推薦すべき名演奏。一般的にはゲルギエフの最高傑作であり、同曲の最高の名演の一つと目されていると思うが、バイエルン放送響との演奏が凄すぎるので個人的にはそちらを取る。

7.まだまだあるよ、ヨーロッパのオケ
ダウスゴー指揮デンマーク国立放送交響楽団(ネットラジオ)
(聴き比べ前寸評)
かなり良い演奏だった気がするが詳細は覚えていない。

ノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団
(聴き比べ前寸評)
チャイ5をピリオド奏法で演奏してしまった演奏。意外に良かったと思う。今回改めて聴きなおしてみたい演奏最右翼。

#ハイティンク指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団
(聴き比べ前寸評)
なぜ廃盤のままなのか分からないハイティンクRCOコンビ最高の演奏の一つ。全盛期のコンセルトヘボウの音色だけでも音楽になってしまう上に、ハイティンクのいつもの中庸な表現の中にも意思を持った独自の解釈が最高に良いハーモニーを奏でており、トータルとしての水準が極めて高い。上では一つだけ選べといわれたらカラヤンかエッシェンバッハを取る、と書いたが、ひょっとしたらこの演奏を取るかもしれない。私の中でのベスト3の一つ。

#インバル指揮フランクフルト放送交響楽団
(聴き比べ前寸評)
ノイネッカーがソロ。インバルのチャイコフスキーは実は非常に面白く、決してロマンティックではないが男性的でかっこよさと構造が良く見える点を高く評価したい。都響との演奏を仕事の都合で聴かなかったのが残念だ。またやってくれないかな。

8.番外編、ピアノ連弾編曲版
アシャツ&永井(タネーエフ編曲ピアノ版)
(聴き比べ前寸評)
たぶん全曲通して聴いたことがない・・・
 

アメリカ7つ、ロシア4つ、イギリス3つ、ベルリンフィル3つ、バイエルン&ミュンヘン5つ、その他ヨーロッパ4つ、ピアノ1つ。アメオケが多いのは自分でも意外でした。どこまで聴けるかなぁ。

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