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Kuehn Style Part2

クラシックのコンサート、ネットラジオなどの感想と、子供たちの成長日記

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放射線影響のデータを見たい方

原子力百科事典というWebサイト(http://www.rist.or.jp/atomica/)を発見しました。

例えば、「ただちに」健康に影響が無い、という意味不明な言葉がどういう意味かを考えるヒントをくれるページです。

早速、「分類検索」をクリックしてみましょう。

top.jpg

「09 放射線影響と放射線防護」>09-02 放射線による生物影響」>「09-02-03 放射線の人体への影響」という章があるので見てみましょう。

すると放射線被害には急性と晩発性とがあることが分かります。「ただちに」影響が無い、というのは、急性影響は出ないという意味だと言うことが、報道されている影響数値とこのサイトの数値の比較により分かります。

では晩発性の影響は?というと、「09-02-03-02 放射線の晩発性影響」に記述があります。まず、「晩発性の身体的影響については、被ばくとその病的状態の発現までの期間が長く、その因果関係を明確にするには困難を伴うが、その究明のためにこれまで幾多の被ばく集団を対象とした疫学調査が行われ、また現在も継続されている( 表1 )。1986年4月におきたチェルノブイリ事故による被ばく者集団の継続調査も行われている。疫学調査の結果の不備を補う目的で動物実験のデータも利用されている。 」ということで、その後の記述を見ても因果関係を明確にするのは難しいが、ある程度の確かさの統計的優位性があるデータが得られているように思えます。

また、その影響ですが、「少量の線量を長期間あびると、長い年月の後に障害が現われることがある。このように数ヶ月以上の潜伏期間を持つ影響を総称して晩発性影響という。晩発性影響には白血病、皮膚がんなどの悪性腫瘍の誘発、白内障、寿命の短縮などが知られている」と記述があります。さらに「09-02-03-03 放射線の身体的影響」を見ると、「晩発障害の中で最も重要なものは発がん(白血病と固形がん)であり、この確率的影響は疫学調査によると約0.2Gy以上で起こることが定量的に評価されている」とあります。

(追記)この部分ですが、Gyですが、詳しい事を省くと0.8から1.0Svと覚えとけば良いので、0.2Svで確率的影響が生じると読めば良いです。なお、食べ物に使われるベクレムBqとの関係は、http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/4_1.html を見て変換してください。ただし、ベクレムは放射線をどれだけ出せるかという、ポテンシャルを測る単位であり、また、この変換は仮に一気にそれだけのポテンシャルを持ったものを摂取した場合なので少しずつ取った場合は影響は小さくなると思いますが、例えば話題のヨウ素I-131は経口摂取で2.2×10^-8Sv/Bqなので、0.2Sv=9,090,909Bq(900万ベクレム)になります。

さらに「甲状腺がんのリスクは女性が男性より2〜3倍高く、また5歳以下の子供ではそれ以上の年齢に比べて約2倍高い。甲状腺がんのリスクは、ICRP Publ.60(1990)によると、1万人1Sv当り8症例の増加と見積もられている。」とあります。あれ、5歳???確かに若ければ若いほど影響を受けやすいことが分かってるようですが、「乳児に限り禁止」(乳児の定義は都の場合1歳未満の乳児に水を支給しているので1歳未満)というのは、このサイトを読む限り根拠が無いように思えます。後述のチェルノブイリの経過観察においても5歳というのが一つの境目になっているようです。ヒロキ4歳なんだよなぁ。

ですが、「09-02-08-02 国連科学委員会(UNSCEAR)によるリスク評価 」には「これらのリスク推定値は、高線量、高線量率の低LET放射線被曝について導かれたものである。低線量、低線量率の放射線被曝の影響については、あまり明確なデータは得られていない。従って、高線量、高線量率のデータからの外挿が必要となる。UNSCEARでのモデルは、線量に関して線形であるため低線量域でも同じリスクを適用することになる。しかし、低線量、低線量率での単位線量当りの影響は、高線量、高線量率での影響に比べ小さいと言うことが、動物実験などで確かめられており、なんらかの補正が必要である。UNSCEARは、線量率効果係数(Dose Rate Effectiveness Factor:DREF)として2から10の値を示し、上記のリスクをDREFにより減少させるのが妥当と述べているが、単一のDREF値を示すまでには至っていない。また、高LET放射線については、DREFは1と見なされる。 」という記述もあり、結局、今報道されている放射線量=低線量、低線量率(高線量、高線量率環境が存在する原発で作業している人以外)では、1SV(=1,000mSV=1,000,000μSV)を1万人が浴びたら8人に影響が出るという統計的見積もりはあれど、それより影響が少ないであろう低線量では、その統計的見積もりが確かであるか検証できておらず、結局どの程度影響があるかわからない、というのが事実らしいです。

そのほか、「09-03-01 健康影響調査」には「09-03-01-07 旧ソ連チェルノブイルから10年〜放射線影響と健康障害〜(OECD/NEA報告書) 」というページがあり、そこには今報道されているmSV単位でどこの人がどの程度の線量を浴びたか、その影響は、という内容の調査結果がまとまってます。

結局、政府や原子力不安院(笑)や東京電力の発表は嘘はついてないが(「ただちに」影響がある急性影響については間違ってない)、影響はあるが、影響の程度は統計的に確定していない晩発的影響について、全く伝えていない点で、透明性が高いとは言えない、ということが言えます。

興味のある方は様々なデータがUPされているので紹介した部分以外にも目を通すと面白いと思います。

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近所のショッピングモールのアンパンマンのメリーゴーランドにのる茜

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ヒロキも参戦!

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いえーい


  震災後のうちでの子どもたち。「きょうりゅ」と茜がしゃべってます。最近ヒロキの真似ばかりです。


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